nv 2016年2月27日

アニメ声でからかわれ悲しい思いをした過去(20代・女性)


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私の声は高くて甘ったるい、「アニメ声」とよく言われるような声なので、小中学生の頃はよく真似をされて嫌な思いをしてきました。
ぼぼ同じ声質をしている母は、一時期声優を目指していたことがあるというほどです。
私の場合は性格が声に似合わず、さっぱりあっさりとしていますので、ぶりっことは言われずに済んだのですが、とにかく男女問わず真似をされるのが大変苦痛でした。

発表の際など真剣に話をしているのに、真似をされたり笑われたりして悲しい思いをしたことも多数あります。
「真似をしないで」と言っても、それをまた真似されるし、怒ればその時だけは誰も真似しなくなるけれど、また時間が経てば再び真似が始まる……という悪循環でした。

対策法というほどのものではありませんが、国語の教科書の音読の際に、声を馬鹿にされるのが嫌で、お腹から声を出してできるだけ低い声でゆっくりと音読をしたところ、「音読が上手」だと評判になりました。
ですが、普段の声も常にお腹から出すのはきつく、結局は諦めてしまいました。

そんなわけで、今も変わらずアニメ声のままですが、20数年間この声で生きてきて分かったことは、大人になるにつれて声のことを馬鹿にする人は少なくなる、ということです。

小中学校の同級生と同じ高校に行きたくなくてたくさん努力をし、高校や大学は偏差値が高めの学校に行きましたが、そのせいなのか、みんな大人になって人の気持ちが分かるようになったためなのか、高校や大学では誰一人として私の声をからかう人はいませんでした。
また、不思議なことに、職場やママ友にも声を指摘されたことがありません。
今までお付き合いをしてきた彼氏や、旦那にも声のことを言われたことは一度もありません。

声自体はずっと変わっていなくても、時が経つにつれて周囲の反応が変わるということもあるようです。
ちなみに、小中学校の音読で培ったお腹から声を出す技は、歌を歌う時に生かされており、音域がとても広がりました。
カラオケで男性歌手の歌を歌うととても驚かれます。他にも、一時期テーマパークでアルバイトをしていた時には、この声があったからこそ採用されたようなもので、自分の声が場所によっては武器となることも知りました。

声を馬鹿にされたり、からかわれた幼い頃を思い出すと今でも嫌な気持ちになりますが、あの時の努力も決して無駄にはなっていないし、この声だからこその良いところもあるのだと今では思えます。
枯れない限り、一生涯この声と付き合っていかなければなりませんが、前向きに明るく、この声こそが私の最大の個性なのだと思って、今後もこの声とともに生きていきたいと思います。



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